
入社して1年。採用コンサルタントとして見えてきたこと
「採用」という仕事は、人を入社させる仕事だと思われがちです。
もちろんそれも間違いではありません。ただ、実際に現場で採用に関わっていると、それだけではほとんど説明がつかないことに気づきます。
今日は、トラックレコードに入社して1年が経過した私の振り返りと決意をシェアします。
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採用を「充足業務」ではなく「経営テーマ」として捉え直した1年
企業の採用が動くとき、その影響は人事の一領域にとどまりません。 組織の作り方、育成の仕組み、評価や報酬、カルチャーのあり方まで、さまざまなものが連動して変わっていきます。
採用コンサルタントとして仕事をする中で、そうした「採用と組織のつながり」を、以前よりも実感するようになりました。
中にいる人事から、外から伴走する採用コンサルへ
もともと私は事業会社で人事をしていました。バックオフィス全般を見ながら、その中の一つとして採用にも関わっていました。
現在は採用コンサルタントとして、クライアント企業の採用を外部の立場から支援しています。いわゆるRPO(Recruitment Process Outsourcing)という形です。
同じ採用というテーマでも、「自社で採用する」のと「外から採用を支援する」のでは、見える景色がかなり違いました。
事業会社の人事は、当然ながら自社の中にいます。 組織の歴史や現場の事情を前提に、採用を進めていきます。
一方、採用コンサルタントは外部の立場です。
企業の状況を理解しながらも、同時に採用市場の動きや他社事例といった外側の視点も持ち込む必要があります。
内部の文脈を理解することと、外部の視点を持つこと。 この両方を行き来しながら採用を考えるのが、この仕事の特徴だと感じています。
採用は難しい、解像度では足りない
この仕事をしていると、「採用が難しい」という言葉をよく聞きます。
ただ、その背景を見ていくと、原因は一つではありません。
・母集団が足りないのか ・スカウトの返信率が低いのか ・選考の通過率が低いのか ・選考途中で候補者が離脱しているのか
同じ「採用が難しい」という状態でも、構造はまったく違います。
そのため、
・どこにボトルネックがあるのか ・どこを変えれば、最もインパクトが大きいのか
こうした視点で採用を見ていく必要があります。
実際の採用は、感覚だけで動くものではなく、かなり構造的でロジカルな仕事だと感じています。
採用課題は、感覚ではなく構造で見る
もう一つ、この1年であらためて強く感じたのは、採用は「入口」でありながら、組織全体と深くつながっているということです。
企業が採用を進めて組織を拡大していくと、当然ながら他の領域にも影響が出てきます。
例えば、
・育成 ・評価制度 ・報酬の考え方 ・組織設計 ・要員計画 ・カルチャー
こうしたものはすべて採用と密接に関係しています。
採用だけを切り出して考えることは、実際にはあまり現実的ではありません。
例えば、短期間で人を増やす場合、 オンボーディングの仕組みが整っていなければ現場の負荷が高まります。
採用ターゲットを変えると、 評価や育成の考え方にも影響が出てきます。
そのため採用支援をする際も、
・組織のフェーズ ・事業の状況 ・今後の成長計画
こうした背景を踏まえて考える必要があります。
まだまだ難しいテーマではありますが、採用だけではなく、組織全体の文脈を見ながら支援することの重要性は、事業会社で人事全体を見ていたとき以上に強く感じるようになりました。
採用は入口だが、影響範囲は組織全体に広がる
一方で、採用コンサルタントという立場ならではの難しさもあります。 それは「外部の立場でどこまで踏み込むか」という点です。
採用を改善するためには、会社のことを深く理解する必要があります。
・組織の歴史 ・事業の方向性 ・現場の温度感
こうした文脈を理解しないまま、外から一般論を伝えても意味がありません。
ただし、内部の論理だけに寄りすぎると、外部として関わる価値も薄れてしまいます。
外部の視点を持ちながら、内部の状況も理解する。
このバランスを取りながら採用を支援していくのは、思っていた以上に難しく、同時に面白い部分でもあります。
外部だから見えること、外部だから難しいこと
また、この1年で感じたのは、企業ごとに採用の考え方が大きく違うということです。
同じ職種を採用していても、
・カルチャーフィットを重視する会社 ・スキルを最優先する会社 ・ポテンシャル採用を積極的に行う会社 ・経験者採用を中心にする会社
その背景には、事業フェーズや組織状況があります。
どれが正解というわけではなく、その会社にとって合理的な判断がそれぞれある。
だからこそ、採用支援をする側としては
採用市場の一般論ではなく、その会社にとっての最適解
を考える必要があります。
この1年で、採用というテーマを様々な企業の目線から見ることができています。
採用を単独の業務として見るのではなく、
・事業 ・組織 ・市場
こうしたものの交点にあるテーマとして捉えること。
まだまだできていないことも多いですが、少しずつ経験は広がってきました。
採用に閉じず、その会社にとっての最適解を考える
ありがたいことに、私たちの採用支援の成果を評価いただき、お知り合いの企業を複数ご紹介いただいたり、企業ブランディングのご支援につながったケースもありました。
2年目は、採用実務の支援にとどまらず、もう一歩踏み込んだ価値提供ができるようになりたいと考えています。
正解を当てにいくのではなく、事業や組織のフェーズも踏まえながら、その会社にとっての最適解を一緒に考えられる存在になること。
それが、次の目標です。
最後に
もしこのnoteを読んで、少しでも「トラックレコードに興味がある」と思ってくださった方がいれば、ぜひ気軽に話を聞きにきてほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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